利益を上げ続けるための 資産化と挑戦

変化の波の中、事業をいくつも立ち上げ、存続し続けている経営者のビジネスを生み出し続ける基本的な考え方についてご紹介します。

今回お話しするのは、私が尊敬する経営者で、マーケティングの師匠でもある『菅智晃』さんの教えです。特にその著書『小さくて強い会社の作り方』も参考としています。

ビジネスを続け、成長し続けるためには、『資産化』と『挑戦』の両方を織り込むことが大切です。

 

VUCAの時代だからこそ、挑戦が大切

どんなビジネスにも市場のライフサイクルがあります。導入期→成長期→成熟期→衰退期と時期を経て、最終的には縮小していきます。もちろん息の短いビジネスもあれば、ずーっと続いていく息の長いビジネスもあります。しかし、「VUCA※」の時代と称される現在だからこそ、ビジネスを常に新たに創り出していくことが、安定的に利益を上げ続ける秘訣と言えるでしょう。変化していくことこそが安定です。
※「Volatility(激動)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性)」

新たに事業を創り出していくためには、常に挑戦が必要です。新しい媒体が出ればそれを活用してみたり、新規顧客ニーズを知るために経営者が集うコミュニティに積極的に参加して情報収集や、人脈構築をしていくことも必要でしょう。つまり、何か新しいことへの挑戦となるような活動をルーチンに組み込んでいくことも、経営者の重要な仕事です。

 

資産化によって最優先事項を優先できる

常に挑戦することが必要だからこそ、経営者は既存のビジネスに割いている時間を減らして、新しいビジネスに充てる時間を創出しなければなりません。だからこそ、事業を『資産化』していくことが重要になってきます。

ここでいう資産化は『自分がいなくても事業が回る仕組み化』と言い換えても良いかもしれません。そのための方法の一つは、はじめ挑戦して創り出したビジネスの、自分が担っている実務をどんどんビジネスパートナーや外注さんに任せてしまうというやり方です。

もちろん、利益は協力いただくビジネスパートナーや外注さんに配分していくので、実入りは小さくなっていきます。しかしながら、利益を独占することよりも、ビジネスを担ってもらうことで利益を山分けし、その分、創出された時間を挑戦に回し、事業を増やしていくことで、収入の柱を増やしていくことが可能になります。

逆にいうと、利益を独占することを考えると、当然に次の事業に挑戦する自分のリソースが制限されますから、長期的に見ると富を先細りさせる結果になりかねないということですね。

大切なのは、事業をスタートさせるときに、ビジネスパートナーにその事業を継承できるように、パッケージ化することを意識して、ビジネスモデルを構築することです。

菅さんは、ビジネスノウハウを教えるスクールを創ったら、お客さんであるスクール生の中から、スクール運営を継承できるビジネスパートナーを見つけていくことを念頭においてビジネスモデルを構築してきています。出口戦略を念頭に置いて全体像を先に構築することが肝要と言えるでしょう。

 

まとめ_資産構築と挑戦を繰り返すこと

変化の時代の中、利益を上げ続けていくには、常に『挑戦して』新しい事業を構築し続ける必要があります。変化していくことが究極的には安定につながっていきます。そして、挑戦する時間を創るためには、事業をビジネスパートナーに継承し、経営者自らが時間を取られないよう、事業を『資産化』していくことがポイントとなります。

『三方良し』の考え方もそうですし、『任せる』ことの考え方もそうなのですが、ビジネスやその利益を自分だけで担うことで独占するのではなく、関係者にとって成長機会になり、利益も得られるように、『シェア』していく思想が本質的に求められているのだと思います。みんなで幸せになりましょう(^_-)-☆