引き続き安定的なビジネス構築に関するお話。私の尊敬する経営者『森本秀樹』さんから学んだ、ビジネスモデル構築のポイントです!
森本さんはFacebookライブ、Youtubeライブなどで、ビジネスの学びを発信されてます。興味のある方はこちらをどうぞ!私から見ても、超有料級の情報を惜しげもなく発信されていて、神はいた!と正直に思っています(笑)
前回は、ビジネスのステップ、第1ステップ→セールス、第2ステップ→リピート構築、第3ステップ→『ビジネスモデルの構築』、第4ステップ→『マーケティング』、の内、ビジネスモデルの構築まで紹介しました。
今回は、上記の土台となる売上方程式における心構えについて、ドラッカーの名言と共に。
ドラッカーの名言『利益は前提条件』
ドラッカーの教えは下記。
利益とは、企業が事業を継続・発展させていくための条件である。
明日さらに優れた事業を行うためのコスト、それが利益である。
良く、利益の追求こそが企業の目的、と言われたりしますが、ドラッカーはそのようには考えていないようです。利益はあくまで、事業を続けていくための前提条件です。
これまでも、セールスとお医者さんというメタファーについてお話してきましたが、このことについても、医療をメタファーとすると分かりやすいです。お医者さんの目的は診療報酬(患者さんが病院に払うお金)を得ることではないですよね?まさにライフラインとして、人の健康に貢献することであろうかと思います。
でも、診療報酬をもらわないとどうなるか?或いは、診療をすればするほど赤字になる経営だったらどうなるか?つぶれてしまいますよね。病院がつぶれれば地域の医療体制にダメージが生じることとなるでしょう。
病院も経営が必要です。医療機器も摩耗していきますし、点滴や薬剤などの消耗品も常にそろえておかなければなりません。十分な医療行為を継続していくには、診療報酬や国の保険制度による補填といった、『お金』が必要になります。そしてこのお金は医療体制の維持向上に使われて行きます。
企業も同じことが言えます。営利企業とはいえ、その本分はお客様への商品・サービスの提供により、貢献することです。しかし、適切に利益を得ていかなければ事業の運営自体が維持できなくなります。事業を続けていくには成長戦略を描くことが不可欠ですし、そのためには健全に利益を再投資していくことが必須です。
なので、お客さんへの貢献を目的にしつつ、売上方程式(と書いてますが、利益を得ていくための戦略でもあります)をしっかりと構築して、利益を得ていくことは、事業を進める前提としておかなければなりません。
ドラッカーの名言『利益創出のために』
続いてドラッカーの教えは下記。
『利益が出るのが正常ではない』
利益とは人間の努力によって生まれ、損失という正常な状態を覆すことから生ずる。
~中略~
こうした正常の確率を逆転させる仕事こそ、経営者やマネージャーの任務なのである。
ここは、ドラッカーの教えの中でも、特に厳しい内容、しかしながら本質、というところだと思います。
ビジネスの前提条件は利益を出すことですが、『利益が出ないのが正常!』と言うことですね。だからこそ、利益を出すためには、努力が必要と言うこと。利益は売上からコストを差し引いた残り、よく言われているのは『付加価値』というものですね。普通自然にしていたら付加価値はつかないです。
例えば、商品を仕入れて、それを販売したとしても、普通はコスト(仕入れ値、人件費、管理費用など)を上回る利益は得られないです。必要な利益を得るためには、お客さんを連れてきて、効果的に必要性を説明し、利益が得られる単価設定をし、再度買ってもらえるように満足度を高める、というような努力が必要です。これが無ければ、自然だと損失しか生まないということですね。
特に意識したいのは、しっかりと自然の成り行きを覆す土台として、セールスを強化し、リピート率をアップさせる(ビジネスの第1ステップと第2ステップ)という、売上方程式のベーシックな部分を十分に構築しておくことですね。
まとめ_ドラッカーの名言と売上方程式の心構え
ドラッカーの名言は、売上方程式について、その根幹となる心構えを教えてくれます。それは、利益は事業の目的ではなく、前提条件であるということ。事業を継続していくには目的である、お客さんに貢献すること(顧客創出)が大切で、そのためにも利益を上げて、再投資して事業継続をしていかなければなりません。
そして、利益を上げるということは、自然発生的なものではなく、経営者としての努力が必要であるということ。これは、売上方程式の土台をしっかりと作っていくことで、自然の成り行きを覆して利益を上げるということを実現できます。
ドラッカーの名言、豊かな学びをもたらしますね。しっかりとした目的を持って事業創出し、利益構造の土台をしっかりと築きましょう!(^_-)-☆
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