世界観と自己のフィルターを通した情報発信の重要性

マーケティング

今回は、自己のフィルターをを通して情報発信をすることの重要性を、先日学んだ『ゲーム戦略』(神馬豪さん)の『世界観』という視点で解説していきます。

自分が尊敬するマーケティングの師匠の菅智晃さんがよくこんなことをおっしゃいます。

「人の記事を紹介するときや、学びを紹介するとき等、自分自身が実践したことじゃなくても『自分のフィルターを通して情報発信すること』に価値がある」と。

実はこのことは、神馬さんのゲーム戦略の『世界観』と通じるものがあると感じています。

超情報化社会だから問われるもの

自分が思うに、現代は『超情報化社会』です。ものすごい量の情報が日々押し寄せる時代です。そんな中、例えば『ビジネスで成功したい!』と思った時、昔は情報のつてがある人や、現実にビジネスの渦中にある人だけがそのノウハウを知れたのかもしれませんが、今は成功するためのノウハウは実のところ、そこかしこにそれこそ無料で落ちていると感じます。

ノウハウや情報を得て、それを実践するならきっと誰でもできなくはないんですよね。実際に独学でネットビジネスで稼いている人もいますし。じゃあビジネスを教える人は何を価値として提供するのか?ここが大切なのポイントなんだと思うのですが、それこそが神馬さんのおっしゃる『世界観』だったり、菅さんのおっしゃる『自分のフィルター』なのだと思います。

旅行で例えるとわかりやすいかなと思うのですが、私たちが旅行に行くとき、目的地に着くことが価値ではないですよね。箱根に旅行に行くといって、箱根に着くこと自体に対した価値はないと思います。それよりも、旅館の雰囲気、温泉、現地の美味しい食事、観光、一緒に行く仲間との体験などなど、旅行のプロセス自体に大きな価値があります。

ビジネスもそうした点があると思います。例えば『生活できるだけの稼げる力を身に着ける』というゴールがあったとしても、実際のところそのゴールに向かうことをサポートしてくれるサービスを提供している人(会社)は無数にあります。

だからこそ、旅行と同じく、そのゴールに向かってどのようにプロセスを充実することができるか?が大切なのだと思います。ゴールに着けばよいのではなく、ゴールまでにどのような体験を得られるのか?この点を満たしてくれるのが、導く側の『世界観』だったり、『フィルター』です。それをうまく示していくことで、『この人とだったら気が合いそうだな』『教わるならこの人がいいな!』『この人とだったら楽しくゴールにたどり着けそうだな』というファン心理を獲得することができるでしょう。

『好き』『面白い』の重要性

 

この『世界観』あるいは『自分のフィルター』を創るにあたり、大切なことは、あなたが『好き』だったり『面白い』と感じた現存する物事をベースにしていくことです。

例えば、あなたが奥さんのことが大好きなら『愛妻家によるWebマーケティング講座』とか『夫婦で学ぶWebマーケティング』という世界観で情報発信をすると、エッジが効いてきます。

なぜ、『好き』だったり『面白い』と感じたものがよいのか?

理由は3つあります。

 

1.何に『好き』『面白い』と感じるかは、その人が生来持つオリジナリティだから

何に興味を示すか?これは本当に人それぞれ違いますよね?だからこそ、その人の独自性になっていきます。前述の通り、今は超情報化社会で似たようなサービスがひしめき合う状態とも言えます。だからこそ、オリジナリティが大事になります。

した方が、オリジナリティを感じますよね!

『好き』『面白い』から表現されるあなたのオリジナリティが、紅一点のようにお客さんの目を惹くようになります。

 

2.人はポジティブな要素を求めるから

サービス提供者で『○○が嫌い』『○○は終わった』と言っている人と、『○○が面白い』『○○が好き』と言っている人、どちらが信頼できるでしょうか?

もちろんゴシップ記事のように、ネガティブな要素に興味を惹かれるのも人間というものです。ただ、相手を信じてサービスを受ける側として、信頼できるのはさすがに後者の『面白い』『好き』というスタンスを貫いている方じゃないでしょうか?

 

3.必ず同じものが『好き』『面白い』と感じる人がいるから

『そうはいっても、自分が好きなものが、他の人が好きとは限らないじゃないか!』という声もあると思います。それはもっともなのですが、自分が思っている以上に同じ趣向の方は多いと考えた方が良いと私は思います。

特に現存する物事が好きな場合、今生き残っているものが好きなわけですから、それは相当数の人間に認められていることが多い、と考えます。

例えば、私は少年ジャンプに掲載していた『魔人探偵脳噛ネウロ』という漫画が大好きです。物事の本質を突くストーリーや、一癖も二癖もあるキャラ設定、ニヒルな世界観を示しつつも誠実に成長していく主人公の姿は心打たれます。

ただ、この漫画、多分そこまで有名じゃないですし、その後の同作者の『暗殺教室』に比べると全然人気はありませんので、皆さん知らないと思います。

でも、漫画として発刊されるには、相当な試練を超えて世に出ています。それだけ認められた存在で、実のところ多くの人の記憶に残っているはずなのです。

しかも、こういうニッチな興味が合うと、人の共感は強力なものになります。だからこそ、そこから将来の自分のファンに繋がったり、強いパートナーシップに繋がることもありえると思います。

この『好き』『面白い』と思うことが、『人』だった場合、この効果はより強力なものになっていくでしょう。人は似たもの同士が集まる傾向がありますから、私が『○○さんが面白い』といった場合、同じく『○○さんが面白い』と思っている人が集まりやすいです。

そして、同じ『人』を好きな人同士は強力な信頼関係が築きやすいです。例えば、私は自分がマーケティングの師匠と仰いでいる『菅智晃』さんが大好きなのですが、同じく『菅智晃』さんのことを面白いと思っていたり、好き、という人とは、無条件で心の警戒を解くことができてしまいます。

これは、正攻法で実際にコミュニケーションを重ねて信頼関係を構築するのに比べて、絶大の効果を生んでいるのではないでしょうか?

 

世界観と自己のフィルターを通した情報発信の重要性のまとめ

自分の『好き』だったり『面白い』と思う『物事』『人』をベースに世界観を示していくことで、本当につながりたい人と関係を築いていくことができます。

例えば自己のフィルターを通した情報発信は、マーケティングのノウハウでも、自分が好きな漫画のストーリーで例えてみたり、積極的に自分の好きな人、面白いと思う人、尊敬する人を紹介してみたりしてはいかがでしょうか?

そのことが、他者(他社)にはない、強力なオリジナリティと信頼関係構築になっていくことでしょう。もちろん私も実践していきます(^_-)-☆

 

 

 

 

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