理想のゴールからビジネスモデルを創ることの重要性【第2の習慣】

前回に引き続き、菅智晃さんと7つの習慣について解説していきます。前回は第1の習慣『主体性を発揮する』について、どんな立場であっても『与える側』に立つ、そのことで自身が中心となって、触れ合う人を成功させ、自らが引き上げられる存在になっていったことをお話しました。

今回は、第2の習慣からお話していきます!

 

思い描いた理想のビジネスを原点において逆算する

第2の習慣は『終わりを思い描くことから始める』です。これは、自分にとって本当に大切な生き方を先に計画して、行動・実現する習慣を指しています。端的にいうと、『ゴールを先に描く』ということです。

どのようなフライトも目的地が決まっていなければ、軌道修正もできなければ、目的地にたどり着くことはできません。当然、ビジネスでも同じことが言えるでしょう。

この習慣は菅さんのビジネスモデルを作っていく際の考え方に色濃く出ていると私は思います。菅さんの著書、には、そのあたりが詳しく説明されています。『思い描いた理想のビジネスを原点において逆算する』は著書『小さくて強い会社の作り方』の第2章の1の題名そのままです(笑)

菅さんは数々のビジネスを生み出していますが、個々のビジネスが単にばらばらに存在しているわけではありません。それぞれのビジネスは関連し合っています。菅さんははじめ、『ネットアイドル情報誌』事業をスタートし、その経験をもとに今度は『ビジネスを教える』事業をスタートしていきます。その中で、教材販売ビジネス、セミナービジネス、会員制ビジネス、そしてコンサルティングビジネス、そして、ビジネスパートナーをはじめとした各企業のマーケティング顧問を担う等、進化していっています。

全てのビジネスが関連し、繋がっています。だからこそ、栄枯盛衰が激しいネットビジネスの分野においても、長く事業を生き永らえさせることができているのだと思います。

なぜそんなことができるのか?それこそが、この『ゴール先に描く』ことから始めているからです。

菅さんは最初のビジネスを始める前から、『何かを教える、伝える仕事がしたい』という理想の仕事を描いていました。ぼんやりとはいえ、確実にそれを描くことから始めています。そしてその理想の未来から逆算してビジネスモデルを構築しているのです。

●『ビジネスを教える仕事』として『コンサルティングビジネス』をゴールに設定

●『コンサルティングビジネス』をするためには『会員制ビジネス』での指導実績をあげる

●『会員制ビジネス』をするためには『有料教材販売ビジネス』をする

●『有料教材販売ビジネス』をするためには『無料コンテンツ配信』をして見込み客を得る

●『コンテンツビジネス』のために『ネットアイドル情報誌』ビジネスの経験を積む

というような具合に、理想である『ビジネスを教える仕事』から逆算して、なんと一番最初の『ネットアイドル情報誌』のビジネスをスタートさせているんです。もちろん、すべての過程がはじめから構築されたものではないと思いますが、ちゃんとしたゴールを描いているからこそ、ぶれることなく、繋がりのあるビジネスモデルを次から次へと組み立てていくことができるということです。

 

行動力とゴールを思い描く力

ビジネスの世界だと、『考えるより先に行動する方が良い』とか『走りながら(行動しながら)考えるとよい』と言われます。これは本当にその通り、という部分があるのですが、このことだけでは不完全だと私は思います。

行動を優先するということは、『行動をしながら都度軌道修正をしてゴールに向かっていく』事にほかなりません。なので、行動至上主義はあくまで方向がきまっていることが前提です。何故なら、軌道修正は方向が決まっていないとできないからです。

飛行機のフライトを思い浮かべてみてください。飛行機が目的地に無事たどり着くのは、誤った方向に向いても、その都度軌道修正をして、方向を目的地に向けているからです。つまり、目的地が決まっていてコンパスがあれば軌道修正できるのです。

ビジネスも同じで、必ずしも最短ルートで直線で飛ぶわけではありません。はじめはとにかく浮力を得るために、方向よりも加速を重視するでしょう。飛行場から目的地と反対方向に飛び出して、浮力を得てから旋回して目的地に機首を合わせることもあると思います。

また、知らず知らずのうちにおかしな方向に進んだり、操作を間違えることもあるでしょう、それでも、目的地の方角さえしっかりと分かっていて、進み続けることができれば、軌道修正してたどり着くことができます。

だからこそ、はじめに理想のゴールを描くことが大切なのです。

 

まとめ:はじめに終わり(理想のゴール)を思い描く

ビジネスを成功させるためには、もっというと、自分の理想の人生を歩むには、菅さんのように、先に理想のゴールを思い描くことから始める必要があります。推進力になるのは自分のモチベーションにほかなりませんから、『理想の』ゴールが良いでしょう。そのことを考えるとワクワクするような。そのことがあなたのフライトの協力なエンジンになり、描いたゴールから逆算することが、旅程を見定め、軌道修正するコンパスとなるでしょう。

安心すべきは、みんな途中でそのことに気づく、という事実です。菅さんは著書で以下のように思いを記しています。

“企業当初、学べば学ぶほど動き出せない自分がいました。より深く考えてしまったり、もっと効率的な方法はないかと探求するようになり、気が付けば『学ぶことが目的』という完全に自分を見失っている状態に陥ったのです。本来の目的を見失うと何も手に入りません。知らず知らずに学ぶことが目的になっている状態は、非常に危険なのです”

はじめに理想のゴール(本来の目的)を描き、そこから逆算して、しっかり行動に移す。このことが、何よりも大切な人生の資産になっていくのではないでしょうか?

次回は、菅さんと第3の習慣『最優先事項を優先する』について解説をしていきます。お楽しみに!