今月、マーチャントクラブの勉強会で、ゲーミフィケーションを学びました!
講師の方は、ゲーム戦略 売上アップコンサルタント『神馬 豪』さん。
ゲーム会社でマーケティングや事業戦略の責任者を経験し、独立して人を夢中にさせる『ゲームのノウハウ』を活用したマーケティングコンサルタントとして活躍されてます。
松崎も所属しているマーチャントクラブのメンバーです(^_-)
穏やかな表情の中にも、メチャメチャ鋭い知性を感じさせる方です。
ただモノではない・・・(笑)
楽しみにしていた勉強会ですが、ほんっっっっっっっっとうに目から鱗の内容でした!
今回の学びは
『人を熱中させるゲームには理論・構造があった!!!』
『ゲーミフィケーションで、売り込まなくてもお客さんが自然に集まる!』
『ゲーミフィケーションで、お客さんが熱中してリピートし続ける!』
です。
目次
熱中するゲーム=『世界観』×『システム』
あなたはゲームに熱中した経験はありますか?
私はあります。懐かしい思い出ですが、小学生の頃、ファイナルファンタジーⅤ(FF5)にはまり、毎日毎晩ゲーム漬けになりました。
怒った(心配した)両親が、『ゲームは1日1時間!』というルールを作り、当然守るわけもなく(笑)、夜中にこっそり起きて、暗い部屋で兄貴と一緒に隠れてファイナルファンタジーⅤやってました!
・・・ビックリしたろうなぁ親、薄暗闇でゲームするツインズ。ホラーです( ゚Д゚)
そんな人を熱狂させてやまないゲーム、ゲーム会社でゲームの裏側を知り尽くした神馬さんはおっしゃいます。
熱狂的なゲームは 『世界観』 × 『システム』 で創られる!
シンプルにたった2つ『世界観』と『システム』ですね。
世界観はゲームのストーリー、設定、キャラクター等、ゲームの世界を構成するコンセプトですね。そして、システムはゲームのレベルアップの仕組みや、クリアする仕組み等、様々な仕組みですね。
昔、私のいた小学校では、ストーリー(世界観)のファイナルファンタジー、システムのドラゴンクエストとか言われてました(w)小学生ながら、ゲームの本質を見抜く目を持ってたんですね。小学生ってすごい!
熱狂的な人気を誇るゲームはこの『世界観』×『システム』が優秀ですよね。
・『ファイナルファンタジー』の凝られたストーリー(世界観)×ジョブ・アビリティ(システム)
・『ぷよぷよ』の魔導ストーリー(世界観)×落ち物パズル(システム)
・『ポケモン』のユニークなキャラクター(世界観)×モンスターの相性・育成(システム)
※おっさんなので新しいゲームはわかりません。
人気のゲームは『世界観』と『システム』で成り立っている。納得です!
さて、大切なことは、熱狂させるビジネスにも全く同じことが言えるということ。
人を熱狂させるビジネスモデル=『世界観』×『システム』
ということです。
まず、今回の記事では『世界観』を中心にお話していきます!
『世界観』=自分のファンになる人が自然に集まる魔法
実は『世界観』が新規顧客獲得、リピートを生んでいく秘訣の一つなんです。
何故なら、お客さんは世界観に惹かれるから。独自の世界観があると、お客さんが共感してくれて、『○○さんだから買いたい』というファンを生むことができるんですね。
ゲームだったら、ファイナルファンタジーの世界観である、圧倒的なキャラデザイン、心を揺さぶるストーリー、武器や魔法の格好良さ等、熱狂的なファンを生んでいますよね。
同じようにビジネスだと、神馬さんもおっしゃってましたが、iPhoneをはじめとしたアップル社製品。アップル信者と言われるぐらいのファンがいますよね。アップル製品の現代的なオシャレさ、シンプルを追求した世界観なんかはお客さんの心をつかんで離しません。
また、他の企業で
『圧倒的非日常感につつまれる日本初のラグジュアリーホテル』
という世界観。なんだと思いますか?
答えは星野リゾートです。
近年多くのファン、リピーターを獲得して拡大してますね。こうした世界観とつながっていると思いますが、このコロナ禍の中でも、三密を避けるラグジュアリーサービスで積極集客を行っているツワモノ企業ですね。
そして、そんな『世界観』、今回の勉強会で私が共感したのは、集客で最も大事なのは、『共感できる世界観』を示す、ということです。なぜかというと、『世界観』こそが、他と差が付きにくく、強力な共感を生みやすい要素だからです。
どうしても集客を考えたとき、自分が持っている強みや専門性を前面に出してしまいがちですが、実のところ、専門家が思う、強みや専門性は
『お客さんから見たときに他者との差が分かりにくく』
極論、多くのお客さんからは、他のサービスと一緒に見えます。
しかし、『世界観』で魅せる場合は『自分と合っている!』という共感を得られやすく、顧客獲得からファン化がしやすいということです。例えば、下記のWebマーケティングのスクールがあったとして、どちらに入りたいと思うでしょう。
≪スクールA≫
月100万円かせげるノウハウを教えます!しかも仕組構築によりあなたは何もしなくても稼げる自動収益マシーンを創ることができます
≪スクールB≫
Webマーケティング部、部長の○○です!部の方針は『ビジネスは仲間を創り、楽しみながら共に成長すること』です。
部員みんなで苦楽を共にしながらWebマーケティングを一緒に学び、実践していくことで、楽しみ、成長しながら稼ぐ力を身に着けることができます!
もちろん、前者のスクールAという人もいると思いますし、後者のスクールBの人もいると思いますが、人によって特に強く心惹かれるのは後者じゃないでしょうか?
スクールAは、月100万円の収入、自動収益化、という強み、スペックを前面に出しています。一方、スクールBは『部活動』という世界観を出しています。
『世界観』が生む3つのポイント
大切なポイントは以下の3つです。
1.世界観は他者との最大の差別化になる
2.世界観は新規顧客を獲得しやすい
3.世界観は自分に合った人を惹きつける
1.世界観は他者との最大の差別化になる
強み、スペックは他者が真似しやすいですし、お客さんから差を感じられにくいです。
先ほどの例だと、実際のところ、月100万円の自動収益化を前面に出すスクールは少なくないですし、これが80万円だろうと、200万円だろうとお客さんからはあまり差と感じない可能性があります。
実際にノウハウ提供する専門家の目線では『すごい強み』だとしても、専門家では無いお客さんから見ると、大した差に見えない場合があります。
一方、世界観は明らかにお客さんから特徴に見えますし、他のサービスとの大きな差別化になります。
先ほどの例だと、部長というキャラクター、Webマーケティング部という設定、仲間、苦楽を共にして成長というストーリーは相対的に印象に残りますよね。
しかも『部活』という世界観が自身が好きだからできるのであって、そうした価値観がない他のスクールからは真似しにくい(あるいは真似する気にならない)部分だと思います。
2.世界観は新規顧客を獲得しやすい
正直、ネット検索するとセールスの情報が多すぎて、選びにくくないですか?
特に、強みとかスペックだけで選ぶのが本当に難しいんです。
先ほどの例でいうと、月100万円稼げるとか、自動収益化とか、いくらでも溢れているんですよね。近しい分野で、自分がやってきた物販に関するスクールを検索すると、本当に膨大な量の検索結果が出てきます(せどり スクール で検索してみてください)。
そして、たいていの場合、スクールのうたい文句は月収○○万円、副業でも稼げる、自動収益化、等どこも同じようなパターンが多いと思います。正直、決めにくいですよね (^^;)
一方、そんな中、『世界観』で魅せるということは、例えるなら大量のハムスターがいるケージの中に『ピカチュウ』がいるようなインパクトを示せます。
だからこそ、情報過多な世界、一見してサービスに差がない世界で『この人、気になるぞ!』という新規顧客につながる関心を得ることができます。
3.世界観は自分に合った人を惹きつける
これは、ビジネスを継続していく上でメチャメチャ大事なポイントだと思います。世界観で惹きつけられた人は、その世界観を示した人とマッチするお客さん、すなわちファンである場合が多いですね。
なにせ『この人の世界観いいなぁ』といって来ているわけですから。
仮に、先ほどの例でAの月100万円の自動収益化、に惹かれる人ってどんな人がくると思いますか?
きっと、『お金が欲しい』『楽したい』という人ですよね。
一方、Bの『部長』『部活』に惹かれてきた人はどうでしょう?
きっと、『仲間が欲しい』『努力したい』『成長したい』『皆で喜びを分かち合いたい』という人じゃないでしょうか?
長く一緒にお客さん、あるいは将来のビジネスパートナーとして付き合いたいのはどちらでしょう?
私はBの『仲間が欲しい』『努力したい』『成長したい』『皆で喜びを分かち合いたい』という人です。
もちろん、月100万円の自動収益化にも自分自身は心惹かれます(笑)
が、あくまでそれは自分の『お金欲しい』『楽したい』という自分の中の一部分で、本当に魅力を感じるのは『仲間』とか『一緒に成長』とか『喜びを分かち合う』という価値観です。
新規顧客からリピート顧客になってもらって、長いお付き合いになった方が、経営者としても幸せなことですし、結果、安定収益に繋がるのは間違いありません。
以上3点
1.世界観は他者との最大の差別化になる
2.世界観は新規顧客を獲得しやすい
3.世界観は自分に合った人を惹きつける
『世界観』を創ることはものすごいベネフィットにつながりますね!
『世界観』の創り方
共感を生む世界観を創るカギは『自分が好きなこと』から創るということのようです。
確かに、自分だってお客さんの一人。よく一般的なマーケティングの話でも、ペルソナ設定で『たった一人の個人』をお客さんとして設定して、情報発信をしていくことが効果的です。そして、さらにそこで『自分(過去含め)』をペルソナ設定するのも効果的と言われます。
自分が好きなことを世界観として定めるのは、『自分(過去含め)』をペルソナ設定するということなので、自然な手法でもあります。
加えて、自分と合う人をお客さんにするには間違いなく『自分が好きな世界観』で集客をした方が良いですよね。だから、まずは自分が好きなことから世界観を創ってくことから始めましょう!
世界観は主に以下の3つで構成されているそうです。
・ストーリー → どんな理想の未来に行くことができるのか?
EX)苦楽を共にし、楽しく稼げるようになる!
・設定 → 自分はどのような設定、或いは共通要素に魅力を感じるか?
EX)部活、学校、ファンタジー、苦楽を経て、仲間と、
・キャラクター →自身はその世界観でどのような役割、立ち位置か?
EX)部長、先生、仙人、サポートする、先導する
これらを自分の好きなものから設定していくことが、良いとのこと。
私は、3つの要素『ストーリー』『設定』『キャラクター』って、本当に強力なフレームだと感じました。もちろん、部活やファンタジー、学校など、既存の設定をそのまま世界観として使ってもよいですし、こうしたフレームで考えていった上で、共通する要素を世界観として出していくことでも効果は抜群でしょう!
いかがだったでしょうか?
独自の『世界観』を示すことで、集客の本質ががらっと変わってきます。マーケティングでは必須の考え方ともいえるかと思いますので、ぜひぜひご自身の情報発信にも取り込んでみてください!
次回記事では、
熱中させるゲーム=世界観×システム
のシステムについてお話していきます!
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