問題提起者ではなく問題解決者が求められている

経営者紹介

あなたの周りでは、問題提起をする人と、問題解決者のどっちが多いでしょうか?もし周りに問題提起者が多ければ、それはチャンスかもしれません。それだけ解決することを心待ちにしている人が多いということですから。

今回は自らが問題解決者になる重要性と、得られることについてお話していきます。

 

会社員は問題提起者だらけ

私は企業の人事部門で働いています(それと同時に物販やコーチングもビジネスとしています)。会社の仕事で、職場の業務改善を行います。端的にいうと、業務効率化をしていくわけですね。

なので、実務担当者である職場のメンバーの話を聞く機会が良くあります。その中で感じるのは、『よく問題点を見つけてきてくれる』ということです。

『となりの◎◎チームのデータ提出が遅いため、いつもこちらの対応時間が短いんです』とか『会社のこのルールがある限り、手間のかかるこの方法は変えられません』とか。

自分としては、問題点を提示してくれるのは助かります。それだけ解決する問題があるということですから、本腰入れて仕事に取り組めます。問題を解決すれば、メンバーは喜びますし、こういうといやらしいかもしれませんが、会社からの私の評価は上がります。良いことばかりです。

しかし一方で、問題を提起するだけのメンバーはどうでしょうか?

実はあまり得られるものが無いです。問題点を見つけて報告するのは、大切なことなんですが、そんなに評価されないんですよね。シンプルなことですが、会社は『解決してくれる人』を求めています。問題を教えてくれるだけではだめなんです。

なぜか?多くの場合、会社には問題を解決してくれる人が少ないんですね。本当に言い方を選ばずに言うと、『文句を言う人は腐るほどいても、それを本気で解決しようとする人はほぼいない』ということです。あなたの周りにも会社の愚痴や文句ばかりの人いませんか?

だから、『じゃあそれ、解決しましょうよ!』という人は、会社で重宝されます。

なので、私は職場のメンバーには、問題点の報告があった時、合わせて『どうしたら解決できる?』と聞くようにしています。もちろん、解決策が出てくるとき、悩んで終わってしまうとき、中には『それは上の人が考えることです』と言われてしまうときもあります(笑)

 

今こそ求められる経営者思考

私は、会社員でもありますが、自らのビジネスをもっている経営者でもあります。だから、お客さんの悩みや問題を解決することの重要性を意識しているつもりです。経営者としてはそれが存在理由だと思います。

なので、経営者という道を歩んだことがラッキーだと感じています。おそらく会社員として働くことしかしていなかったら、お客さんの問題を解決することの重要性に気づくことができなかったと思います。

これは、問題解決をすることで世の中が良くなる、ということはもちろん、それと同時に『自分や自分の会社の市場価値を高め続ける本質的な思考』でもあります。

『コロナ禍』、『GDP過去最大の落ち込み』。今、世の中は問題提起だらけですよね。それは逆にいえば、解決を心待ちにしている問題、すなわち仕事が世の中に山ほどあるということですね。だからこそ、『問題解決思考』=『経営者思考』で小さなことでも解決して、世の中に貢献するとともに、自らの市場価値を高めていきたいと思います。

私の所属する経営者のコミュニティ『マーチャントクラブ』の創設者であり、尊敬する経営者である『菅智晃』さん。こんな時代だからこそ、菅さんの下記の言葉が心に響きます。

『さあ今日は誰を全力で喜ばせようか!』

 

まとめ_市場価値を高め続ける問題解決思考

会社では、問題提起や愚痴を言う人は多いですが、その問題を解決する人は少ないです。逆にその中で、『それを解決しましょう!』と動ける人は、それだけで重宝されます。

反対に、ビジネスを創り出す経営者は問題解決思考がベースにあります。昨今(というか有史以来かもしれませんが)、コロナをはじめとして、世の中の様々な問題がニュースやインターネットで提起されますが、これはピンチでありチャンス。

解決を待っている人が一杯いると捉えましょう。『問題解決思考』=『経営者思考』で問題を解決して、世の中に貢献するとともに、自らの市場価値を高めていきたいですね(^_-)-☆

 

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