美容師さんから学んだ『選ばれる人』になるポイント

マーケティング

本日美容院に行ってきました!私は中年おじさんなので、そんな美容院なんて生意気!と思われるかもしれませんが(被害妄想)、ヘッドスパ気持ちいいんですよね。せっかく髪を切るのだからついでとはいえ、気持ちよくリラックスできる時間として、数か月に1回の楽しみだったりします。

本日は実際に美容師さんに聞いた、マーケティング的な強みの考え方について。

 

コロナ禍とか大変じゃないですか?

 

リアル店舗ビジネスは、このコロナ禍と言われる中、大変なんじゃないかなぁと、あんまり考え無しに美容師さんにそれとなく聞いてしまいました。『コロナ禍で、実際に店舗で行うビジネスは大変じゃないですか?』と。すると。

いや、そんなでもないですよ。さすがに髪を切るのはWebじゃできないですしね(笑)もちろん、今独立したりとかするのは厳しいタイミングだと思いますが。

 

言われてみれば、、、。コロナ禍だろうがなんだろうが、髪を切ってもらうのは必要ですもんね。続けて。

いろんなことがZoomとかWeb化と言われますが、自分はこの仕事でよかったなぁと思うんですよね。自分は美容師って職人だと思っているので、手に職でよかったと感じてます。

 

確かに、美容師さんの技術って職人の技ですよね。洗練されていけば、他者にはまねできない高度な技術となるでしょうし、そうでなくても、センスとか含め、美容師さんそれぞれの独自の特徴があると思ます。

それがビジネスの武器になるというのは、一般的な会社員の業界ではないからこその強さですね。さらに。

AIが導入されて多くの仕事が奪われる、とか言われますが、それもあんまりこの仕事だと関係ないと思うんですよね。やっぱり人にやってもらうのと機械にやってもらうのは違います。例えば、うちのお店も『自動のシャンプーマシーン』とかあるんですが・・・、全然使ってません(笑)
シャンプーとかマッサージは間違いなく人の手の方が気持ちいいんですよね。

 

それと、美容師って、その人の腕が良いからお客さんがつくのもあるんですが、その美容師と過ごす時間が良くてお客さんがつくっていうのも大切なんですよね。美容師とお客さんのコミュニケーションそのものに価値があって、それでお客さんがついてくれますから。

 

いや、目から鱗!実際に会わなければできない仕事の良さ、人だからできる良さ、コミュニケーションも含めた人間の強みを体現している仕事のあり方ではないでしょうか!?

 

これからの時代の『専門性×独自性×関係性』

 

本当に幸いにして、素敵な美容師さんと出会えてよかったです。勉強になりました。そのうえで、美容師さんから学んだことですが、これからの時代に生き抜くビジネスは『専門性×独自性×関係性』が大切だと。

 

専門性

美容師さんが、『職人の仕事』と言っていたように、その分野の専門的な能力はまずもって必須となるのが専門性でしょう。

専門性が無ければ、お客さんが望む価値提供ができません

美容師さんであれば、カット、シャンプー、パーマ、トリートメント、スタイリングなどなどの各種技術が専門性となるでしょう。

専門性は必須で、そこがサービスの土台となる。専門性でようやくステージに上がるといっても良いかもしれません。

 

独自性

専門性と似てるようで異なるのが独自性。ほかの人が真似できないポイント、というところが大切です。

それは、特別にそのお店を選ぶキーポイントになる可能性がありますし、AIやデジタルには実現できない強みになりえます。

その人に合った髪形を見出して実現するのって、ある意味10人の美容師さんがいれば10人違った色合いがあると思うんですよね。そうした一人一人の感性、センスも独自性だといえます。

また、例えばマッサージが異様に上手だとか、カラーリングの色味の出し方が芸術的とかも独自性になりえますよね。

専門性の上に独自性を乗せることによって、お客さんが選びやすくなります。

 

関係性

更に、人と人の関係性は更に重要な意味合いになっていくでしょう。なかなかリアルに人と会うことが制限される状況だと、どのようなサービスを受けるか?という観点を超えて、『誰にしてもらうか?』ということが行動の決め手になるでしょう。

外に出てサービスを受けるハードルが上がっている中で、不特定な人のもとに行くよりも、既に信頼感を持っている人のところに行くことの方が、優先されるでしょう。

美容師さんのお話の中では、美容師さんとお客さんのコミュニケーションそのものに付加価値があって、それによってお客さんが美容師さんについてくる、というのが正に関係性構築する良い例でしょう。

お客さんとのコミュニケーションを通じて、そのお客さん独自のウォンツを引き出し、そのことを実現する。『あの美容師さんだから、いつも私が望んでいる髪形を分かってくれて、創ってくれる』。そのお客さん専門のコンシェルジュのような関係性ができたら、それは他者には追随できない専門性と独自性になるでしょう。

また、一度、利用してもらった後、髪形を上手にスタイリングする方法や、トリートメントのノウハウを定期的なメールやLINEで送ったり、継続的に関係性を深めたり維持するコミュニケーションをするのも、この関係性を活用する上で大切なことです。お客さんがリピートでサービスを受けなくなる、最も大きな原因は『忘れる』ことだそうです。(『ハイパワーマーケティング』ジェイ・エイブラハム著より)

 

まとめ_美容師さんから学んだ『専門性×独自性×関係性』

コロナ禍やWeb化の時代、実店舗のビジネスは業種によっては大変な苦境にあります。しかし、今回美容師さんからお話を伺ったように、捉え方によっては、職人的な要素、リアルなビジネスだからこそ、そこが従来以上に強みとなり、価値となっていく可能性があると感じます。

そんな中、美容師さんから学んだのは、これからの時代を生き抜くビジネスにおいて、大切な3つの要素は『専門性×独自性×関係性』だということです。

専門性で価値提供の土台を持ち、独自性で選ばれる売り手に、そしてお客さんとの関係性をしっかりと構築していくことで、継続顧客となっていただく

こうした本質的なビジネスのスタンスが、苦境の中でも生き抜くスタイルを構築していくことになるでしょう(^_-)-☆

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