周りが全員勝つビジネスを考案する力!【第4の習慣】

マーケティング

前回に引き続き、菅智晃さんと7つの習慣について解説していきます。前回は第3の習慣『最優先事項を優先する』について、重要事項のために時間と行動を投資する重要性についてお話ししました。

今回は、第4の習慣からお話していきます!

7つの習慣における第4の習慣は『Win-Winを考える』です。今は『Win-Win(ウィンウィン)』という言葉はビジネスシーンでもよくつかわれるようになったと感じます。『どういう提案をしたら相手にもこちらにもWin-Winになるだろう?』とか使いますよね?その名前の通り、『相手も自分も勝つ』ことをWin-Winと言います。

 

競合を味方に変える『無敵』のWin-Winを体現する菅智晃さん

菅さんのビジネスモデルのすごさには、このWin-Winの思想が色濃く反映されています。例えば、メディアオーナーとパートナーシップを結んだ販売モデルがそうです。これは例えば、すでにGoogle検索で上位表示されるブログを持っている『メディアオーナー』に自分の商品を売ってもらう委託契約を結ぶモデルです。

つまり、自分が販売したい商品に関連する検索ワードの上位に表示されるブログという絶好の販売一等地に自分の商品を置いてもらって買ってもらうというやり方です。

私が初めてこのやり方を聞いたときは唖然としました。何故なら、私が情報発信を始めようと思った当初、自分のブログを売れるメディアに育て、そこからお客さんにメルマガ登録してもらい、商品を販売する、という流れを想定していたからです。

言い方を変えると、自分の商品に関連する検索ワードに上位表示されるブログは『競合』でしかないと思っていて、逆に『目の上のたんこぶ』ぐらいの認識だったんです。それを、『競争相手』から『共創相手』に変えるモデルが『メディアオーナー』とのパートナーシップ戦略です。

すごくないですか?競合、いわばライバルがパートナーになってしまうんです。メチャメチャWin-Win思想です!(むしろ何でも競合として敵視していた自分を反省しました)

こうしたことについて、菅さんは本当に考えさせるメタファーで説明してくださいました。『ゴールドラッシュの時、最も儲かったのは、ツルハシを売った人や、ジーンズを売った人です』。我先にと競い合って金を掘り当てようとしている中、視点を変えて、金を掘り当てようとする人と、自分の両方がWin-Winとなるビジネスを構築する。これがWin-Winの本質にほかなりません。言い方を変えると、同じく金を掘る人になって争うという立場から一歩抜け出す勇気を持つ、ということでもあります。

 

究極の3方良し、Win-Win-Winなビジネスモデル構築

さらに、菅さんがWin-Winをさらに発展させた存在であることを知らされるのは、すべてを勝たせる最強のビジネスモデルを構築していることです。

編集者型ビジネスモデル』というモデルを菅さんは起業初期に実現しています。このモデルの肝は、すでにお客さんを持っているリストオーナーを取材して販売コンテンツを作り、そのままリストオーナーを通じて販売してもらうというところです。

菅さんは最初、このモデルを『ネットアイドル』のビジネスで実践しました。『ネットアイドル』さんは、それぞれ既にファンというお客さん(リスト)を持っています。つまり、自分(菅さん)がリストを保有していなくても、そのまま『ネットアイドル』さんのファン(リスト)を利用して販売が可能だということです。

なので、『ネットアイドル』自身とその『ファン』両方が喜ぶコンテンツを作ることができたら、ビジネスが成り立つわけです。菅さんはここで『ネットアイドルのWeb情報誌』を何人もの『ネットアイドル』にインタビューすることで作成し、そのコンテンツを『ネットアイドル』自身を経由して『ファン』の方に売ってもらったのです。

このモデルはもうお気づきかもしれませんが、『ネットアイドル』、その『ファン』、そして『菅さん自身』という3者が勝つ『Win-Win-Win』のビジネスモデルなんです!

『ネットアイドル』は販売代行フィーと新たなファンを得て、『ファン』は自分の好きなネットアイドルに加え、他の多くのネットアイドルの情報(雑誌の内容)が手に入り、菅さんは利益を得ることができるわけです。

そして、『Win-Win-Win』のビジネスモデルはこれだけではありません。『サービス利鞘(OEM)モデル』というモデルも菅さんは実践しています。

これは、まず、サービスを持っている人と契約してその人のサービスを自社のサービスとしてしまいます(OEM契約)、

そして、そのサービスを自分で売るか、販売専門の人に売ってもらうというモデルです。

例えば、HP制作ができる個人事業主の人と契約して、その人のために仕事を発注することにします。自身が販売力があれば、そのまま集客・販売を行えばよいですし、無ければ販売代行してくれる人に集客・販売をお願いしてしまいます。

販売代行会社に委託した場合、自分とHP制作者、販売代行者のそれぞれが、利益を手にすることができます。(制作する個人事業主は契約した売上、販売代行者は販売手数料、自分は売上から販売手数料と契約原価を差し引いた利益を得る)

まさにWin-Win-Win、実際に成果物を手にするお客さんも要れると四方良しです!

 

まとめ、究極にWin-Win思考の経営者、菅智晃さん

こうした、周りが全員『勝つ』ビジネスを考案し、実践できるのは、菅さんがその根底に、『皆が幸せになれることがビジネス』という思考があるからだと私は思います。

私が菅さんに初めてお会いした時、ネットビジネスで、今でも誇大広告で満足に効果を得られないコンテンツを売る、詐欺まがいの販売者がいることを、悲しんでました。

そう、未だ『Win-Lose』の思想の販売者もいるんです。つまり売り手が勝って、買い手が負ける。しかし、『Win-Lose』では継続的なビジネスを続けていくことは難しいでしょう。(ほとぼりが冷めて繰り返す、という人もいるようですが)

ビジネスの本質は『互いに幸せになること』、このことを実践する菅さんは、お客さんに愛され続けるビジネスオーナーであり続けることでしょう!

次回は、菅さんと第5の習慣『まず理解に徹し、そして理解される』について解説をしていきます。お楽しみに!

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