強い事業を創る6つの内的価値について

マーケティング

昨日、私が所属している経営者のコミュニティ『マーチャントクラブ』で、メンバーが主催する勉強会がありました!講師として、自己分析の専門家であり、店舗売上アップコンサルタントの『設楽和久』さんが登壇され、『収益アップに直結する自己分析法』についてレクチャーをいただきました。

設楽和久さんは自己分析コーチングの専門家であり、副業主婦からフリーランス、店舗経営者の方まで広くコーチング・コンサルティングを行い、人の才能の開花、経営戦略のサポートをして活躍されてます。

ご自身も才能や情熱、やりたいことなどに迷い、苦悩した時期があり、その経験を経て、いろいろな自己分析法に巡り合い、そのことを活かしてビジネスを行っています。今回の勉強会のベースとなる『ウェルスダイナミクス』もその一つです。

ご自身がやりたいこと、才能が分からず苦しんだからこそ、『ひとり1人がやりたいことができる世の中にしたい!』という強い情熱をもって、クライアントのサポートを行っている、私が尊敬する経営者の方です♪

今回はその中で学んだ、6つの内的価値についてお話しします。この内的価値が理解でき、育て活用することができたら、あなたの事業は強力な魅力をもってお客さんから選ばれるものとなるでしょう!

※この内容は、設楽さんから教えて頂いた内容をもとに、私がNLP心理学と共に、過去から学んでいたウェルスダイナミクスに関する内容を以ってお伝えしています。

 

内的価値と外的価値とは?

内的価値、外敵価値とはウェルスダイナミクスの用語です。ウェルスダイナミクスとはロジャー・ハミルトンさんが提唱する、そのままの意味で『富の力学』という教えです。人の才能のあり方や、それを活かした富の構築の実践方法などを教えています。世界でも有名な億万長者の学校のようなものと捉えても良いかもしれません。

そんな、ウェルスダイナミクスの教えの基礎となる考え方に、内的価値と外的価値というものがあります。

外的価値

外的価値とは、いわゆるお客さんから目に見える、意識的に感じることができる価値ということになります。その商品・サービスが満たしてくれる、ニーズやウォンツなんかがまさにそうです。『このお茶(商品)を飲むと喉の渇きが癒えるなぁ(ニーズ)』というのが、飲料販売事業の外的価値の一つの例ですね。外的価値とはいわゆる目に見える(思い浮かべることができる)価値です。

多くの方は、ビジネスを考える時、この外的価値を優先的に考えがちではないでしょうか?

実は、継続的・安定的な事業を営むことや、お客さんから選ばれる事業となるためには、この外的価値よりも、この後説明する、内的価値を整備することがとても重要になってきます。

 

内的価値

内的価値とは、お客からはぱっと見えない価値。その名前の通り、外側からは見えない、あなた内的に秘めている価値の事です。人それぞれの性格や気質、生き方を元に生まれている価値といっても良いかもしれません。

内的価値は、その人の生まれ持ってきた『気質』とも関係しますし、家庭環境で育まれた『気性』からも影響を受けます。また友人や人間関係から生まれた『習慣的な性格』、学校や会社やビジネスなどで形成された『社会的な性格』とも密接に関係します。

大切なことは、内的価値は、事業において『家の土台や骨組み』と言ってよい重要な部分だということです。いくら外的価値で家の壁を上手に塗ったとしても、内的価値である土台や骨組みが脆ければ崩れてしまうということです。

 

6つの内的価値とは?

内的価値には3つの階層と6つの種類があります。

1.情熱

6つの種類の内、1つは情熱です。情熱は生まれながらにして備わっている、あなたが情熱を感じることです。より具体的な位置づけとしては下記です。

・お金をもらわなくてもやり続けたいこと
・夢中になれること
・はまったこと
・好きなこと
・話を振られるとついつい語ってしまうこと

 

2.才能

6つの内、2つ目は才能です。あなたが生まれながらにして持っている、才能の事です。より具体的な位置づけとしては、下記です。

・人より努力しなくても人より上手にできること
・できて当たり前だと思っていること
・考えなくても上手にこなせること

 

≪コアバリュー≫

この、『情熱』と『才能』の2つが、3つの階層の1階層である『コアバリュー』というものになります。コアバリューとは、あなたが生まれ以って備えている、基礎的な価値です。このコアバリューを探す際は、ぜひ幼少期の経験を意識しながら自分を見つめなおすと良いでしょう。

 

3.知識

6つの内、3つ目は知識です。あなたがこれまでの人生経験の中で得られた価値ある知識の事です。より具体的な位置づけとしては、下記です。

・人がお金を払ってでもあなたから得たいと思う知識
・専門家としての知識(1万時間を投資)
・他人に還元できるあなたの価値
・あなたの経験

 

4.人脈

6つの内、4つ目は人脈です。あなたがこれまでの人生で出会った人との関係性です。より具体的な位置づけとしては、下記です。

・あなたが『お願い』と言ったら動いてくれる人
・自分より知識・経験があると思っている人
・他の人にとっても役に立つと思える人

 

≪ミッドバリュー≫

この、『知識』と『人脈』の2つが、3つの階層の2つめの階層である『ミッドバリュー』というものになります。ミッドバリューとは、あなたが学校や社会に出て手にしてきた中核となる価値です。これまでの経験から現在を振り返って価値を探してみてください。特に他人から見て、ビジネスとして価値があるか?という視点で見出していくと良いでしょう。

 

5.人格

6つの内、5つ目は人格です。あなたが社会生活で確立してきた人となりです。あなたという人間の外からの評判と言っても良いでしょう。より具体的な位置づけとしては、下記です。

・人からの評価/評判
・他人があなたを褒める時、何と言われるか?
・自分の長所

 

6.目的

6つの最後は目的です。あなたがビジネスにおいて大切にしている価値観であり、ゴールです。なぜあなたがビジネスをしているか?という部分です。より具体的な位置づけとしては、下記です。

・人生の目的
・貢献したい対象
・あなたが有り余るお金を持っていたら、還元したいと思う対象
 ※自己の欲求を満足させることではなく

・日々行っていることの目的
・自分を前に進ませているものは何か?

 

≪キーバリュー≫

この、『人格』と『目的』の2つが、3つの階層の最後の階層である『キーバリュー』というものになります。キーバリューとは、あなたがビジネスにおいて大事にしている価値観であり、あなたが目指す未来でもあります。あなたがビジネスを通じてどのような豊かな未来を描きたいのか?ということを踏まえて、探してみてください。

 

まとめ_強い事業を創る6つの内的価値について

ビジネスにおいて、お客さんから目に見える『外的価値』とお客さんからは見えない、あなたの内側にある『内的価値』という2つの価値があり、両輪となります。

事業の土台として特に大切なのは『内的価値』で、恒久的に事業を継続していくためのエネルギーであり、お客さんから選ばれるためのカギとなる要素です。

内的価値には3つの階層と6つの種類があります。

第一階層は『コアバリュー』で『情熱』と『才能』。生まれた時から備えている価値です。

第二階層は『ミッドバリュー』で『知識』と『人脈』。学校や社会経験で得た価値です。

第三階層は『キーバリュー』で『人格』と『目的』。あなたの描く未来と関係する価値です。

まずは、この6つの内的価値を意識して、探してみましょう。あなたの人生の土台となる部分に触れることが、ビジネスの芯を通すことのきっかけとなります。

次回は、この6つの内的価値とビジネスについて掘り下げてお伝えしたいと思います。お楽しみにー(^_-)-☆

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