所有しない時代に思うこと『真の資産とは?』

マーケティング

先日、奥さんと散歩をしている時の会話で感じたことです。今って、所有から、共有の時代になりましたよね。カーシェア、ルームシェアをはじめ、持ち家が良いのか、賃貸が良いのか、ということも良く議論されるようになりました。そんな中、最近感じるのは『所有することの不自由』ということです。

例えば、家を購入してしまうと、住むところを選べなくなるし、補修費もかかってきます。隣人がとんでもないクレーマーだったとしても、家買っちゃうとなかなか引っ越すこともできなくて、逆に不自由になるかもしれません。一方で、賃貸であれば、比較的自由に移り住むことができて、所有していない方が自由である良い例だなぁと思います。

これって実は、ビジネスでも同じことが言えるような気がします。

 

所有することで失っているもの

最も顕著なのは会社員として勤めることではないでしょうか?安定収入を得て、将来の不安が軽減される企業・雇用というシステムは、人類が生んだ最大の宝の一つかもしれません。一方で、会社に通勤して働く場合は住むところは通勤可能範囲に制限されますし、副業禁止の会社であれば、自分のビジネスをスタートさせる機会を喪失するでしょう。会社員として得られるものも多いですが、反対に失っているものも少なくはないです。

そうした意味で、今増えてきている、テレワークや兼職OKの会社はとても価値があることをやっていると思います。

他にも、例えば、Amazon物販。実績を積むと、自分のアカウントがどんどん強くなって、規制対象ジャンルや規制ブランドが減って取り扱える商品が多くなっていきます。評価も高くなってより売れやすくなります。一方、そうなってくると、アカウントがなくなる(規約違反などで閉鎖される)ことを恐れるようになります。結果、いささかAmazonに依存した思考になる可能性があります。規制を恐れるあまり、行動が制限されることもあるかもしれません。

何かを所有する、ということは同時に何かしらの自由を手放しているということでもあります。

 

持たない時代で求められる本質的な資産とは?

いくら車や家のように、所有しない生活が良い、となってきても、会社の仕事やビジネスはそう簡単には手放せるものではありません。会社員で安定を取るか、起業して自由を取るか?みたいな二元論は誰にでも当てはまる話ではないから、白黒つければよいということではないと思います。

そんな時、本当に大切なのは、『本質的な資産』を見出すことではないかと思います。本質的な資産とは何か?それは、『新たに価値を生む資産』です。7つの習慣でいえば、金の卵を産むガチョウです(金の卵そのものではなく)。

例えば、会社員として、自分にしかない専門性や経験値を高めれば、それはどこにでも転職できる力になったり、自ら起業してお金を稼ぐ、資産になっていくでしょう。また、Amazon物販でいえば、アカウントの強さよりも『安く買って高く売る』という本質的な考え方、商品の見つけ方、外注化や仕組化のノウハウなど、本質的な価値を生む能力こそが資産と言えるでしょう。

そして、何よりも本当に最高の資産は『信頼関係』でしょう。誰かとの信頼関係はしっかりと構築されていれば、辛いときの助けになり、共に最幸の時間を過ごす、何よりも大切な資産となるでしょう。もちろん時間をはじめとした投資は必要かもしれませんが、これほど人生においてリターンの大きな投資はありません

 

まとめ_本当の資産『金の卵を産むガチョウ』

一見うらやましくみえる、家や車などの所有物ですが、代わりに自由を失っているのも事実です。ただし、自由を失わない真の資産と言えるものも存在します。それが、能力(専門性や経験値)、本質的な考え方、大切な人たちとの信頼関係です。

そして何より、こうした、身の回りの環境やあらゆる経験から、資産を創る視点、物事の捉え方を身に着けることが、最も貴重な資産になっていくことに間違いはないでしょう。是非、真の資産思考、一緒に実践していきましょう(^_-)-☆

 

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