お金の性質を考える『お金は生き物』

書籍紹介

先日、お金に関する名著、『バビロンでいちばんの大金持ち』(ジョージ・S・クレイソン著)を読みました。古代より受け継がれている『お金の真理』が、複数のストーリーを通じて描かれており、まさに金言に満ちたお宝のような本です。今回はそのエッセンスをまとめましたので、説明します。

ポイントは、

・収入の一割を自分のものにすること

・お金に働いてもらうこと

の2点です。

 

収入の一割を自分のものにすること

資産形成するためには、収入の一部を決して使わずに、自分のものとして残さなければいけません。当たり前ですが、全部つかってたらいつまでたっても手元にお金は残りません。最低でも収入の1割は残しておく必要があります。

過去の自分の反省も含めて、多くの人は意識しないと、必要のないことにお金を使ってしまいます。例えば、特に予定しない飲酒や、目的のない飲み会、なんとなくさみしいから足を運んでしまうスナック、さしてつかわない家電の購入などなど(全部私の実話なので、統一性がありませんw)

しかし、ここで少しでもお金を貯めないと、資産形成は不可能です。まずは自分の生活コントロールが基本の基本となります。ここで大切なポイントは、『必要なもの』と『欲しいと願うもの』を混同してはならない!ということです。

先ほどの例で挙げた、飲酒、飲み会、スナック、使わない家電は明らかに『欲しいと願うもの』です。反対に『必要なもの』は、栄養のある食事、仕事のためのスーツ、生活必需品等、『それが無いと生活に支障がある』ものです。

まずは『必要なもの』に出費を抑え、収入の1割以上を使わずにとっておくことがスタートです。

 

お金に働いてもらう

2つめは『お金に働いてもらう』です。これは、先ほどの『収入の一部を自分のものにする』で、とっておいた収入の1割以上のお金を使って、さらにお金を増やしていくということです。つまり、お金に働いてもらい、お金を増やすことです。

端的にいうと『投資』です。例えば、ビジネスに出資すること、不動産を買って家賃収入を得ること、価値が上がる株式や債券を買うことなどが、あげられます。自分の稼ぐ能力を高めるための投資(専門書を買って勉強するなど)も、広く見ればこのお金に働いてもらう、ということになるでしょう。

このお金に働いてもらう上でのポイントは以下の点です。

 

1.専門家から話を聞く

投資案件であれば、その分野の専門家から話を聞いて、お金を投資する判断をすること。例えば不動産に投資するのに、株式の専門家から話を聞いても仕方がありません。信頼できる専門家とつながり、学び、確実な投資をしていくことが大切です。

 

2.投資で稼いだお金にさらに稼いでもらう

投資で増えたお金に、さらに稼いでもらう。これはいわゆる、『複利』の考え方ですね。投資で稼いだお金も、『欲しいと願うもの』に使ってしまえばそこでおしまいです。そうではなく、増えたお金は、さらに再投資して増やしていくことが、資産を大きくしていくポイントですね。

例えば、複利の金融資産に定期的投資をするのも良いですし、ビジネスの運用益をさらにビジネスの投資に回していくことが、その方法となるでしょう。

 

3.お金は注意深く守ってくれる人に付き従う

お金は生き物みたいな性質があり、守ってくれる主人には付き従いますが、守ってくれない主人からは足早に逃げていきます。例えば、稼げない悪質な投資にお金を使う主人からは逃げて行ってしまいます。または、極端に大きな稼ぎを要求する主人からも逃げて行ってしまいます。

お金を注意深く大切に守り、より成長させるように扱うことで、資産は大きくなるということですね。

 

まとめ_お金の性質『お金は生き物』

お金を大きくしていくには、『収入の1割以上を使わずにとっておく』ことが大切です。そのためには、『必要なもの』と『欲しいもの』を分けて考えて、賢くお金を使う必要があります。そして、『そのとっておいたお金に働いてもらう』ことで中長期的に莫大なお金に資産を成長させることができます。

ここまで、書籍『バビロンで一番の大金持ち』のエッセンスについて、私の視点でお伝えしてきましたが、特に感じる『お金の性質』は、下記のとおりです。

・お金は『さみしがりや』で、集まっているところに集まる傾向がある

・お金は『勤勉な働き者』で、優良な投資に使えば、昼夜問わず働きます

・お金は『大切にされたい』ので、守ってくれる主人に付き従い、守ってくれない主人からは逃げていきます。

お金を賢く貯めて、投資し、大切に守ってあげましょう(^_-)-☆

 

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