明石家さんまさんと所ジョージさんのプロとしてのスタンス

雑記

先日テレビ番組(明石家さんまのほんまでっかTV)で、65歳を迎えても驚異的に若く生きている人、というようなテーマで明石家さんまさん、所ジョージさん、そして郷ひろみさんの3名を分析するコーナーがありました。

特に、私は明石家さんまさん、所ジョージさんの大ファンなので、心理学やビジネスの視点でみたお二人の共通点と違いについて述べてみようと思います。

 

65歳でも元気!二人のその共通点

番組でもとりあげられてましたが、二人の共通点は若者のように新しいことにチャレンジしていることではないかと思います。若者の一つの特徴は、『未だやったことのないことをやりたい』と思っていること。それを計る質問が『死ぬまでにこれだけはやりたい、と思うことは?』というもの。明石家さんまさんは『大っ嫌いな納豆を食べてみる』、所ジョージさんは『ない!』という回答。

この質問のポイントは、先ほどの若者の特徴をはかるよう、今までに経験したことではなく、未経験の新しいことを答えるかどうか?という点です。明石家さんまさんは、まさにやったことのない新しいこと(食べたことのない納豆を食べる)で、まさに若者思考と言えるでしょう。

この質問に『ない!』と答えた所ジョージさん。いや、格好良い答えだなぁと思いますが、実のところ、『常にやりたいことだらけで、いつもやりたいことやっているから、これだけはやりたい、なんてことないよ』と、後で補足しています。

また、以前別の番組でお見かけしたときは、60過ぎて『輪投げ』にはまっているということで、『これがやってみるとすんげー難しいんだよ!』と、まさに未経験の体験を追いかけ、日々体験しているという点で、若者思考そのものと言えるでしょう。

これって、経営者にとってはメチャメチャ大切な思考だと思いませんか?

常に事業を続けていくために、日々こくこくと変化する、市場環境の中、ビジネスを作り続けていくことが、経営者の役割にほかなりません。だから、新しい事業構築を日々取り組んでいくためには、未経験の分野へのチャレンジを楽しむ思考はとても大切なことだといえるでしょう。是非とも『納豆食べてみようかな』とか『輪投げって実際やってみるとどうなんだろう』というような、純粋な気持ちで、新たな事業創造ができる思考を身に着けていきたいものです♪

 

噺家とミュージシャンというスタンスの違い

番組で取り上げられたエピソードで、自分にとって印象に残ったのが、さんまさんが所さんの事を指して『所さん、結構周りの人に冷たいよ!』というような指摘をしたことです。エピソードはこう。二人でゴルフをしている時、さんまさんはキャディーさんに声を掛けられると、プレー中でも親し気に話しをし、ファンサービスを忘れないのに対し、所さんはプレー中に話しかけられると、『うるさい。シッシ!』と追い払うとのことです。

いかにもお二人らしいエピソードで、ほほえましく、当然ですがどっちが良くて、どっちが悪い、と言うものではないと思います。ここについて、私が思ったのは、所さんらしいなぁということと、逆に、こうしたときに所さんがキャディーさんに愛想よくてもなんか違う気がするなぁ、ということ。さんまさんは愛想よくファンサービスするのが、非常にマッチしてて違和感がないんですけどね。

何故、そんな違いを感じるか?というところですが、私はここについて、それぞれのバックボーンである職業の違いだと思います。さんまさんは噺家でどちらかと言うとお笑い芸人。お客さんみんなを笑わせてナンボの世界です。一方、所さんはもともとミュージシャン自分の世界観で周りに共感を得る世界だと思います。

誤解のないように言うと、お二人とも幅広い層に人気のある芸能界のトップスターですから、多くの方に満足してもらえるように、研鑽を重ねてきていることは間違いないと思います。でなければ、今のような立場にはいらっしゃらないと思いますし、番組ではお二人とも、『今の成功が奇跡で、本当に周りの皆様のおかげ』と謙虚な姿勢を示しています。

お客さんを大事にしているのは一緒で、違いは、お客さんに示すキャラクターのあり方だと思います。常にスタジオにいる出演者の話を引き出して、周りを盛り上げながら、自分の話しをする天才であるさんまさんと、スタジオの中で、独特の視点や切り口で場の空気を創り出す天才の所さん、という違いだと思いました。

これは、言い換えると、王道のメジャーを行く戦略のさんまさんと、逆張りでマイナーを行く戦略の所さんの違いだと思います。

こうした違い、マーケティング的な視点で見るとどうなのか?私はどちらかと言うと、中小企業や個人事業は所さんのスタイル、大手企業はさんまさんのスタイルが良いと思っています。

何かというと、さんまさんは幅広くファンを集めるスタンス。つまり誰にでもウケる商品・サービスですよ!というもので、マーケティング的には強者戦略。反対に所さんはニッチでもウケる人にはウケるというスタンスで、世界観を示して特化する、弱者でも活用できる戦略だと思います。(結果として、お二人とも万人に受ける高みおられますが笑)

 

まとめ_明石家さんまさんと所ジョージさん

明石家さんまさんと、所ジョージさんが『若さ』と言う点で、最も共通しているなぁと感じた点は、新しいことにチャレンジする思考です。これは、自身を若く保ち人生を楽しむために効果的なスタンスであるとともに、経営者としても必要なスタイルだと思います。

また、お二人の違いは、噺家とミュージシャンというバックボーンの違いで、さんまさんはみんなにウケる強者戦略、所さんは独特の世界観を示す弱者でも活用できる戦略と言えるのではないでしょうか?

エンターテインメント界の2大スターの姿勢は学びの宝庫、生き方としてもぜひ見習っていきたいですね(^_-)-☆

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