集中力と感情コントロールを身に着ける簡単な方法

心理学

あなたは、目の前のことに集中できてますでしょうか?

実は、人は1日にだいたい6万回思考しているといいます。常に自問自答していたり、何かに意識がいって、そのことを考え始めたり、さっきまで考えていたことから急に違うことを考えたりと、本当に忙しいです。

奥さんと食事をしながら『この料理美味しいね』とか話している時に、ふと仕事のことを思い出して『ああ、ご飯食べたらチャットで返事書かなきゃなぁ』とか思っていて、奥さんの話が全く頭に入っていなかったり。ありませんか?(私もたまにありますよw)

特にいけないなぁと思うのが、『ながら』ですね。スマホ見ながらバナナ食べたり、テレビ見ながらごはん食べたり、本読みながら奥さんに相づちうったり、セミナー参加中にメールチェックしちゃったり。

これ、何も得られません。一番中途半端になります

実は、こうしたながらを止め、簡単に意識を意図的にコントロールできるようになる方法があります。

そして、この意識のコントロールが上手になると、常に意図的に目の前のことに集中して取り組めるだけの集中力が得られるようになり、また、食事の満足度そして幸福度を高め、自身の感情も上手にコントロールができるようになります。今日はそんな方法をお伝えします。

 

集中力をコントロールできるようになるマインドフルネス

 

私がオススメする集中力を鍛えるトレーニングは瞑想です。

 

『瞑想?なんか胡散臭い』

『最近流行りだけど本当に効くの?』

 

そんな懐疑的な声が聞こえてきそうですが、瞑想は今や、超一流企業にもマインドフルネスの技法として取り上げられるぐらいの素敵ノウハウです。あのGoogle社もマインドフルネスを取り入れ、社員で瞑想をする時間を取ったりしています。

私もNLP心理学で心理トレーナーや講師をしていましたので、このあたりの有効性はしっかりと理解しているつもりです。それに20代から瞑想は習慣的に行っていますので、その効果は十分すぎるほど実感しています。

マインドフルネスという言葉は、『「今、この瞬間」を大切にする』という意味で使われています。詳細は仏教用語がうんたらかんたらと小難しいので割愛しますがw

それで、瞑想がなぜ集中力のトレーニングに有効かというと、自分の思考状態が客観的に分かるようになるので、集中が途絶えても、すぐに目の前のことに集中する状態に戻せるようになるんですね。

瞑想では、『何も考えない』ということをします。目を閉じて、ただ思考を停止する。本当にやることはそれだけです。超簡単でしょ?特に呼吸を深くして、呼吸に集中すると良いといわれています。簡単そうに聞こえますよね?

ただ、この『何も考えない』って実は、超、超、超難しいわけです。さっき書いたように、人は1日に6万回思考する生き物で、それだけ何か考えるのが好きですからね。

それに、本当に100%何も考えない状態ができたらそれはもう仏教の悟りの境地とも言われているぐらいですので、それはそれは難易度が高いわけです。

ただ、この『何も考えない』ということに意識を集中しようとすると、『あ、今自分は瞑想って何なんだろうって考えていたな』とか、『あ、今さっきまで夕ご飯の事考えていた、いけない、いけない』とか、『なんか、自分ってだいたい仕事の事考えてるなぁ』とか、自分の思考状態とか、思考の癖に気付けるようになるんですね。

これって、実はすごいことです。私たちが、ながらスマホしたり、あっちゃこっちゃいろんなことを考えてしまって、集中できないときって、すべて無意識でなされているんですね。意識的にコントロールしてそのことを考えているわけではないんです。

赤いリンゴを見たら、甘そうだとか、ツルツルだなぁとか、意外と小さいなぁとか、本当に無意識に自然にいろんな思考がされていくわけです。

そんな普通コントロールできないような、自然に起こり、自然に移ろう思考を、『あ、今こう考えている』とか客観的に気づき、『今は、目の前のことに集中しよう』っていう風に、軌道修正できるようになるんですね。

だから、瞑想は集中スイッチを切り替えることに、メチャメチャ有効なんです。

また、更に自分の感情に気づきやすくなります。瞑想中に急に仕事であった嫌なことを思い出します。『あの野郎、腹立つなぁ』とか(笑)。

でも、心静かに瞑想していると、『あ、自分、今怒っているんだ』と、気づけるんですね。

それで、『とっくに忘れてたことなのに、いまだに思い出してイライラしているんだなぁ』『もったいないなぁ』とか、本当に第三者的に見えるんです。

実際に瞑想を習慣的にしている人は、瞑想中、自分のというからだを抜け出して、斜め上から自分を客観的に眺めているような感覚になることがあります。

これを、NLP心理学では、デソシエートといって、『ゆうたいりだつー』みたいに自分を見ている状態です。(たっち、古いですねw)

この感覚が分かってくると、普段から自分を客観的に見て、突発的な感情にも対処できるだけの心の余裕が生まれたりします。これも、瞑想のステキな効果です。

瞑想習慣をつけることで、目の前のことに集中することができるようになり、自在に仕事に集中できるようになり、食事も美味しく味わえ、過食を抑えることに繋がります。

更に、自分の感情の動きに気づき、客観的に自分を眺められるようになることで、突発的な感情に振り回されることもなくなります。

 

まとめ_集中力と感情コントロールを身に着ける瞑想法

人は1日に6万回も思考するといわれ、普通、目前の事に集中できないことが多いです。集中できずにながらスマホなど、『ながら』行動をすると、本来得られるものが得られなかったり、食事の満足度が下がったり、太ったり、と悪いことばかりです。

しかし、そんな集中力を身に着ける方法があります。それは、マインドフルネスと言われるように、『瞑想』の習慣的な実践です。

人は瞑想をすることにより、自分の思考状態、思考の癖、感情の状態に気づくようになります。それにより、日常においても、集中したい時に集中できる思考のコントロールや、感情の波に流されない平常心を発揮することができるようになります。

瞑想のやり方は簡単です。目を閉じて『何も考えない』ということを実践するだけです。特に深い呼吸に意識を集中するとよいでしょう。

もちろん、究極『何も考えない』というのは難しいことです。何も考えないということを実現するよりも、その過程で思考と感情をコントロールする習慣をつけることが大切です。

瞑想の習慣化により、ぶれない芯のある人生を実現しませんか(^_-)-☆

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