こんばんは!NLP心理学とマーケティングで経営者をサポートしている松崎です!
自らの事業で独立!と夢見てそれを実現した方も、結局会社員が一番だ!と気づいて組織で活躍している人もいると思います。あなたはどちらでしょうか?
今は、誰でもそんなにハードル高くなく起業できる時代です。だからこそ、何も考えずに独立するのは危険!という人もいれば、会社員しながら副業なんて中途半端!と、意見が分かれるのも自然ですね。
今回はそんな、独立と会社員論争に終止符を!?
目次
起業家であり人事の専門家からみた会社員という価値
松﨑は、10年以上人事の仕事を続けてきています。その傍ら、自ら事業も行っています。なお、自分の中ではあくまでどちらも正業だと思ってますので、副業という表現は使ってません(笑)
それで、そんな独立と会社員のはざまにある、ある意味コウモリ人間ともいえる私から見た、独立と会社員のメリットデメリットを上げると下記のとおりです。
独立のメリット・デメリット
≪メリット≫
・自分の好きなことができる
・働く時間、働く場所、一緒に働く人など比較的自分の自由に選べる
・稼ぎは或る意味青天井
・自動化や組織化、投資などで、労働せずに食べていくこともできる
・上手に経費化したら可処分所得を増やすことができる(節税)
≪デメリット≫
・利益を上げないと生活できない可能性もあり、安定性は低い(自分次第)
・自分で決めなければ仕事と休日のメリハリが無い
・社会保険料は自己負担
・退職金や年金、福利厚生は必要な場合は自ら準備しなければならない
・経営に関する全てを自分でやらなければならない(或いは人を雇うか委託)
会社員のメリット・デメリット
≪メリット≫
・会社の規模や事業内容によっては安定している
・仮に結果を出さなくても給料はもらえる
・退職金、年金、社会保険料、福利厚生等給料以外のベネフィットがある
・会社が兼職(自ら他の仕事をすること、副業なども)を認めている場合もある
≪デメリット≫
・自分の好きなことができるとは限らない
・働く時間、働く場所、誰と働くかなどについて、自由はあまりない
・会社によっては稼ぎに上限がある
・会社に依存しないと生きていけなくなることも
こうしてみると、独立も会社員も、それぞれ相応にメリット/デメリットがあり、どちらが良くて、どちらが悪いとは甲乙つけがたいです。
特に注意しなければならないと感じているのは、『独立したら働き方は自由で、大金が稼げる!』という風潮。もちろん、仕組化などによって、労働を要さずとも大金を稼いでいる人はいますので、間違いではないですが、これは独立している人の中での一部のケースをさらに部分的にピックアップしているに過ぎないです。いわば氷山の一角を見ているだけ。
実際に独立した人に聞けば分かりますが、売上・利益を確保するために日々仕事に追われる独立起業者も少なくはありません。自分の知る限り、独立している事業者の多くは、会社員と同等かそれ以上に勤勉に働いている方が多いです。
また、独立したら安定は無いとは言えません。事業を安定軌道に乗せたり、複数の事業の柱を持てば、会社員より安定した状況になるでしょう。もちろん、それが全体の一部であるという認識は持った方が良いでしょう。
また、『会社員は給料が安い!』という風潮。もちろん独立した場合の収入は利益規模によっては青天井です。また、上手に節税した場合、会社員時代よりも可処分所得を増やしていくことは可能かもしれません。
しかし、会社員は、多くの場合、目に見える給料以上に会社からお金を貰っています。退職金・年金、社会保険料(会社と本人が折半で払っている)、福利厚生費(寮・社宅・家賃補助、格安の各種保険、共済、等)も自分でその分負担するとしたら、かなり大きなコストになります。
あなたが独立を考えている場合、独立で見込める収入と、会社からの目に見えない収入も踏まえた現在の総収入を較べて、独立時期を判断することをお勧めします。
独立を目指す場合の最適解は会社で学ぶこと
実は本日、私が尊敬する先輩経営者の方に時間を取ってもらい、Zoomで面談を受けておりました。経営に関する相談です。
その雑談の中で、その方に『独立したときって、最初どうやって売上確保してましたか?』と質問したんですね。その回答が本当に秀逸だったので、ご紹介します。
松﨑さん、実は私が独立を決めたときは、そうはいってもすぐには稼げないと思ったから、アルバイトもしてたんですよ(笑)
ただし、独立する自分のビジネスに直結するバイトです。だから、バイトで働きながらも独立に必要な専門性を磨くことができて、それで結果としてお客さんの確保にもつながったんですよ♪
目から鱗でした!どうしても独立と会社員論争(笑)をしている時って、白か黒か、どっちかしかない!という思考になりがちです。しかし、独立に直結する仕事をするのであれば、日々の勤務は会社員の仕事であると共に、独立の準備にほかなりません。
例えば、コーチングで独立したい場合は、コーチングを教える機関に就職すればよいです。お金もらえて独立開業に必要な専門性を学べます。
或いは、コーチングと関係ない会社にいたとしても、コーチングを独学で学んで、部下やメンバーにコーチングを実践して結果をだせば、それこそが生きた実績として独立の際の武器になるでしょう。
日々の会社員の仕事と、独立するときに必要なことをリンクさせて経験値にしてしまうのが、独立の一歩を踏み出せない場合の最適解といえるでしょう!
独立してても、会社員であっても、一日は24時間で活動できる時間に個人差はほとんどありません。結局のところ人生の時間を何に使うかです。会社員であっても、既に独立している人に近い形で、日々自分のビジネスに資する時間をつくることは可能だということです。
まとめ_独立に迷うなら会社員の仕事で独立準備!
独立することにも、会社員でいることにもそれぞれ良し悪しがあります。
『独立したら楽して大金持ちだ!』とか『会社員は給料が安くて激務だ!』とか『会社員は安定していて、独立したら不安定』とかいろいろな声はありますが、ある意味神話です。ある側面を見ればそうですし、逆もあり得ます。
もし、独立を迷うのであれば、その時の最適解は、独立の準備に直結する仕事を会社員としてすることです。日々の会社員の仕事と、独立するときに必要なことをリンクさせて経験値にしてしまえば、それは仕事であり独立準備です。
あなたの1日24時間という時間を、あなたの夢や目標のために使えるよう、工夫をしていきましょう(^_-)-☆
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